日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:西川 廣人)は30日、イギリス人レーサーのオリバー ローランドがセバスチャン ブエミのパートナーとして日産e.damsチームに加わり、フォーミュラE選手権のシーズン5に参戦すると発表しました。
また、あわせて高星明誠がリザーブドライバー兼テストドライバーとなり、元日産GTアカデミーの勝者ヤン マーデンボローがチームの公式シミュレータードライバーとなることも発表しました。
日産e.damsのフォーミュラEカーは、同日に発表した「NISSAN LEAF NISMO RC」とともに、12月2日に富士スピードウェイで開催するファン感謝イベント「NISMO Festival」においてデモ走行します。
日産のグローバルマーケティング、ブランドストラテジー担当常務執行役員のルー ドゥ・ブリースは、「フォーミュラEと『NISMO Festival』は、レーシングファンとお客さまに電気自動車のパワーとパフォーマンスを示す絶好の機会です。 私たちはこの経験豊富なチームによって、『ニッサン インテリジェント モビリティ』のワクワクを皆さんにお届けしていきます」と語りました。
経験豊富なドライバーラインナップ
セバスチャン ブエミ現在30歳のブエミは、フォーミュラEが創設されてからの4シーズンを、今季から日産のパートナーになるe.damsのドライバーとして戦ってきました。
そして、2015/2016年シーズンのフォーミュラEシリーズチャンピオンを筆頭に、歴代最多勝、最多ポールポジション、最多ファステストラップ、最多連勝、シーズン最多勝、最多連続ポイント獲得など、フォーミュラE選手権のほぼすべての記録を保持しています。
ブエミは「今回、日本でドライバー体制を発表したことは、日産のフォーミュラEに参戦とって大きなマイルストーンです。
日産e.damsで取り組んできたこの半年間の成果が出ることを願っています」と語りました。
オリバー ローランドスペインのバレンシアで行われたプレシーズンテストで日産e.damsのマシンをドライブしたローランド(26歳)は、「フォーミュラE選手権は、世界でもトップクラスのドライバーが参戦します。
シーズン5で日産e.dams のドライバーとして選ばれたのは光栄なことです。
ブエミと一緒に戦うことができるのは素晴らしい機会ですし、フォーミュラEで最高のドライバーに挑戦することを楽しみにしています」と語りました。
高星 明誠(たかぼし みつのり)25歳の高星は、現在、日本のSUPER GTにGT-Rで参戦しています。
2017年には全日本F3選手権のタイトルを獲得し、2016年にはヨーロッパのブランパンGTシリーズ耐久カップに日産ドライバーとして参戦しました。
また、今年の1月にはモロッコのマラケッシュでe.damsのシーズン4仕様のフォーミュラEカーをテストしており、今週末の「NISMO Festival」では日産e.damsのフォーミュラEカーをドライブします。
高星は「『NISMO Festival』でフォーミュラEカーをドライブする機会を得て、大変光栄に思っています。
フォーミュラEカーの走りがどのようなものか、日本のファンに見せるのを楽しみにしています」と語りました。
ヤン マーデンボローマーデンボロー(27歳)は2011年に日産GTアカデミーで勝利し、日産のSUPER GTドライバーとして3年連続でフルシーズン戦いました。
今年は、日産のSUPER GTドライバーとしてだけでなく、日産e.dams チームのシミュレータードライバーも務めます。
マーデンボローは「フォーミュラEは、練習走行、予選、そしてレースまでが一日で終了するため、シミュレーターのようなツールを使って準備をすることは非常に重要です。
シミュレータードライバーとしてチームを支援することを楽しみにしています」 と語りました。
セバスチャン ブエミとオリバー ローランドは、12月15日にサウジアラビアでフォーミュラEシーズン5の開幕戦にのぞみます。
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