フォーミュラEのCEOであるアレハンドロ・アガグ氏が、フォーミュラEに参戦していない日本の自動車会社や日本でのフォーミュラE開催などについて日経アジアンレビューのインタビューに答えた。
フォーミュラEの最初のレースは、2014年に開催されました。
その背景はどのようなものでしょうか?モータースポーツに何かが欠けていると感じていました。
また、将来の自動車業界の進む道が、モータースポーツが進んでいる道と異なっているとも感じていました。
電気、自動運転の業界と同じところにいるスポーツをつくる良い機会だと感じました。
今日の自動車業界は、完全に電気にフォーカスしています。
現時点、日本でのフォーミュラE開催がありませんが・・・なぜでしょうか?日本開催は、ハードルが高い。
警察がとても厳しい。これが理由だ。
警察が世界中のどこよりも厳しい。
ニューヨーク、中国、香港、パリ、ロンドンなど日本以外の様々な都市で開催している。
日本では、これまでたった1度も市街地でレースをしたことがないし、警察の管理がとても厳重なんだ。
日本でデモンストレーションを開催したときは、時速30km/hほどで走行するようにと言われたんだ。
これでは、とても遅い。
我々は決して諦めない!日本でフォーミュラEを開催したいんだ!少し時間が掛かるけれど。
今後、どの国でフォーミュラE開催を望んでいますか?日本、ブラジル、そしてオーストラリア。
現時点、日本の自動車メーカーは、フォーミュラEに参戦していませんが。我々は、多くの日本の自動車メーカーと話している。
もちろん、彼らがフォーミュラEに参戦してくれるなら歓迎するよ!
みんなフォーミュラEをチェックしている。
彼らは保守的で慎重なんだ。
フォーミュラEが優れた競技(レース)であるということを確実にしたいと思っている。
将来、日本が開催することに対して楽観視しているよ。