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ルーカス・ディ・グラッシ、チャンピオンシップをリードする。

ルーカス・ディ・グラッシは、モナコePrixで7レースで5回目の表彰台を獲得し、フォーミュラEチャンピオンシップのリードを広げました。
ルーカス・ディ・グラッシ

ルーカス・ディ・グラッシ、モナコePrixコメント
レースリーダーのセバスチャン・ブエミを攻めてみたが、ここではオーバーテイクすることは非常に困難であるように感じました。
私は非常に近かったが、最終的には不可能でした。
その後はエネルギーを節約しなければなりませんでした。
モナコでは、本当にオーバーテイクする場所が全くありませんでした。

    
    
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ピケ、モナコ予選でお怒りの様子【動画】

ネルソン・ピケJr.は、モナコの予選で彼の最速ラップを妨害したとルーカス·ディ・グラッシを非難した。

【予選ハイライト動画】

    
    

ベルリンePrixのファンブーストが開始!

フォーミュラE 第8戦 ベルリンePrix
ベルリンePrix、ファンブースト

モナコePrixの次のラウンドとなる、第8戦ベルリンePrixのファンブーストが開始されました。
ファンブースト

    
    

モナコePrix、決勝

大混乱のFEモナコ決勝 ブエミがフォーミュラEで2勝目
モナコePrix

フォーミュラE第7戦モナコePrixがモナコ・モンテカルロ市街地コースで行われ、e.ダムス・ルノーのセバスチャン・ブエミがポール・トゥ・ウインで優勝。
フォーミュラEで2勝目を挙げた最初のドライバーとなった。

現地時刻の16時にスタートを切られた、フォーミュラEモナコePrix決勝レース。
1.76kmのコースを47周して争われた。
なお、ファンブーストを獲得したのは、サルバドール・デュラン(アムリン・アグリ)、ジャン-エリック・ベルニュ(アンドレッティ)、ネルソン・ピケJr.(ネクストEV TCR)の3人である。

ポールポジションからスタートしたセバスチャン・ブエミ(e.ダムス・ルノー)が絶好のスタートを切り、ルーカス・ディ・グラッシ(アウディ・アプト)の追撃をかわす。
しかし、1コーナーへのブレーキングでビタントニオ・リウッツィ(トゥルーリ)のリヤにヴァージンのハイメ・アルグエルスアリが追突。
そしてその先、サンテ・デ・ボーテのヘアピン(2コーナー)の先では、アウディ・アプトのダニエル・アプトが右サイドのガードレールにクラッシュ!
そこにブルーノ・セナ(マヒンドラ)、デュラン、ロイック・デュバル(ドラゴン)、リウッツィ、スコット・スピード(アンドレッティ)らが追突。
コースを塞ぐような多重クラッシュが起きてしまう。
ここでセーフティカーが入る。

なんと1周目に7台以上のマシンがクラッシュに巻き込まれ、うちセナとアルグエルスアリは早々にリタイア。
なんとかピットまで辿り着いたマシンも、大きなダメージを負っているクルマが多く、デュラン、ベルニュ、デュバル、アプトがマシンを乗り換えることになる。

続きは「as-web

    
    

モナコePrix、前日ファンブースト リーダーボード

01.サルバドール・デュラン
02.ジャン-エリック・ベルニュ
03.ネルソン・ピケJr.
04.シャルル・ピック
05.サム・バード
06.ブルーノ・セナ
07.ニック・ハイドフェルド
08.ニコラス・プロスト
09.カルン・チャンドック
10.アントニオフェリックス・ダ・コスタ
11.ジェローム・ダンブロシオ
12.ダニエル・アブト
13.ルーカス・ディ・グラッシ
14.スコット・スピード
15.ヤルノ・トゥルーリ
16.セバスチャン・ブエミ
17.ハイメ・アルグエルスアリ
18.ステファン・サラザン
19.ロイック・デュバル
20.ビタントニオ・リウッツィ

    
    

シトロエン、来季のフォーミュラE参戦を検討

シトロエンは、来シーズンにヴァージンとともにフォーミュラEのグリッドに加わる用意が整っている。
シトロエン

ヴァージンは、2015/2016シーズンに独自のパワートレインを開発する8つのメーカーのひとつであり、そのためにシトロエンと財政面および技術的なパートナーシップを結んだとみられている。
この動きは、フォーミュラEの支持者で、新たにPSAグループのCEOに就任したカルロス・タバレスが主導いていると考えられている。
以前、カルロス・タバレスは、ルノーのCOOを務めており、フォーミュラEとのスポンサー契約を取りまとめた。
また、以前にルノーが所有し、現在はロータスF1チームとして活動するチームのテスト部隊で運用されるヴァージンともリンクしている。
シトロエンは、独立したプレミアムなブランドとして展開するDSをプロモートするためにフォーミュラEを選択すると考えられている。

WRCに参戦するシトロエンのチーム代表イヴ・マットンは「最近、タバレスがPSAグループがフォーミュラEに関心を持っているというストーリーが新聞にあった」とコメント。

「現在、我々はモータースポーツが3つのブランド(プジョー、シトロエン、DS)のどれにフィットするかを調べている」
「フォーミュラEは、グループにフィットする活動のひとつかもしれないが、何も決定はしていない」

ヴァージンは、シトロエンとの契約の推測について直接的なコメントは避けている。

「我々はいろいろなメーカーと話をしている。フォーミュラEの大部分のチームのようにね」
「我々は2シーズン目にむけたパートナーシップに期待しているが、何かを言うにはまだ早すぎる」

シトロエンのフォーミュラEへの動きは、ライバルメーカーでe.damsにパワートレインを供給するルノーに対抗した動きだと考えられる。
フォーミュラEは、来シーズンからパワートレイン、インバーター、エネルギー回生機器などのエネルギー効率関係の作業が自由化され、最大パワーも150kWから170kWに引き上げられる。
F1-gateから

    
    

中野信治フォーミュラEモナコを語る

中野信治
オートスポーツweb‎から

F1と同じFIA(国際自動車連盟)管轄による、電気自動車によるフォーミュラカーレース「FIAフォーミュラE選手権」。
昨年9月の開幕以来、電気エネルギーの使用配分が勝敗を分ける高い戦略性と、全コース市街地レースならではの激しいクラッシュなど、スリリングなレースが展開されてきた。

今年3月からは、戦いの舞台をアメリカに移し、第5戦マイアミ大会では、日本でもおなじみの元F1ドライバー、アラン・プロスト率いるe.ダムス・ルノーのニコラス・プロストが初優勝。
さらに、第6戦ロングビーチ大会では、チャイナレーシングのネルソン・ピケJr.がフォーミュラE初優勝している。

ここまで6戦を終え、全てのレースで異なるドライバーが優勝するという大混戦。
第6で初めてフォーミュラEの解説を務めた元F1ドライバーの中野信治氏は、フォーミュラEのレースをどう見たのか?
勝敗を分けたポイントを分析するとともに、いよいよ今週末に迫った第7戦モナコ/モンテカルロ大会の見どころについて語る。

初めてフォーミュラEの解説を担当しましたが、その感想は?

(フォーミュラEの)レースを初めから終わりまでゆっくりと見たのは初めてだったが、思っていた以上にエキサイティングで、モーター音やレース展開、エネルギーマネジメントなど含めて、今までに見たことのない新しいタイプのレースでした。
見る側を飽きさせない面白いレースでしたね。

第6戦ロングビーチ大会では、ネルソン・ピケJr. (チャイナ・レーシング)が初優勝を果たしました。
今回の勝敗のポイントは?

勝敗のポイントは、とにかくスタートに尽きると思います。
また、今回はネルソン・ピケJr.と同じくらいのレベルのペースで走るドライバーは何人かいたと思いますが、何よりも彼の気迫が、どのドライバーをも上回っていたのではないかなと。
彼の気迫や、集中力の高め方が、今回の彼の初優勝につながったと思います。

ゴールの瞬間まで隙の無いレースでしたね。

そうですね。本当に最初から最後まで、ピケJr.は完璧にレースをまとめあげていました。
スタート直後のオーバーテイクもそうですし、途中セーフティカーが入ってから2回のリスタートも完璧にまとめていたので、どこにも隙が無かったですね。
素晴らしい走りだったと思います。

第5戦は一度もセーフティカーが入りませんでしたが、第6戦では2度入りました。
その原因についてはどう考えますか?

(第6戦は第5戦と比べて)大きな変化は見られませんせしたが、コース幅がすごく広いということもあって、『行けるんじゃないかな』という気持ちがドライバーたちに芽生えたのではないかと思います。
実際にはかなりリスクのあるコーナーであっても、なんとなく誘い水のようなコーナーがいくつかあったので、そういうところでアタックをしてクラッシュしてしまうような展開が見られました。

いよいよ第7戦からはヨーロッパラウンド。
その初戦はモナコに舞台を移します。
中野さんにも非常にゆかりのある地だと思いますが?

僕自身も過去に2回モナコでレースをした経験がありますが、2年目にミナルディ(1998年)で走ったときは非常に印象的でしたね。
最初の年は初めての公道コースということもあって、『こんなところでレースは絶対にできない』と思ったのを覚えています。
それでも1年目を終えて、2年目にモナコに来た時には、自分が思っていた以上に車を乗りこなすことができて、サーキットも攻め切ることが出来た。
当時F1を戦ってきた全サーキットの中でも1、2を争うくらい好きになったといってもいいくらい、思い出のあるサーキットです。

フォーミュラE仕様で少し短いコースにはなりますが、モナコのコースの特徴は?

一番分かりやすい特徴は、コース幅が非常に狭いことです。
第6戦ロングビーチのコースはコース幅が広かったので、真逆のイメージですね。
また、路面のミュー(摩擦係数)に関しても、モナコの方が若干低いのではないかと思います。
つまり、タイヤのグリップ力が少し低いということですね。
路面のアンジュレーション(起伏)もロングビーチと比べると若干大きく、グリップする場所、しない場所を見つけるのが難しいのかな、という気がします。

レースについてはどんな展開が予想されますか?

ドライバーがミスを犯しやすいと思います。
また、クルマのセットアップが非常に重要になってくるでしょう。
マシンをコースに持ってくる前に、ファクトリーでシミュレーションをして決めるイニシャルのセットアップが上手くいっていれば、初めからコースを攻めていける。
予選・決勝へ行くまでに、早い段階でセットアップが決まれば、他をどんどんリードしていくことができます。
そうするとドライバーにも余裕が出来るので、ミスを犯す可能性が減っていく。
そうした積み重ねでモータースポーツは出来ています。

第7戦のコース図を見て、オーバーテイクのポイントになりそうなところは?

ターン3(サンテ・デ・ボーテからボー・リバージュを登らず、ヌーベルシケインへショートカットするように付けられたストレートのエンド部分。
ヌーベルシケインがヘアピン状になっている)がオーバーテイクのポイントになるのは間違いないと思いますね。
また、ターン1(ヘアピン状になったサンテ・デ・ボーテ)についても、僕がF1を走らせていたときとは若干違うレイアウトになっていますが、もしかしたらここもオーバーテイクが起きる可能性はありますね。

ターン1はどういったところがポイントになってきますか?

モナコのメインストレートは思った以上に短いので、なかなかスリップ(ストリーム)に入るのが難しい。
しかし、ターン12(最終コーナー/アントニー・ノウズ)の出口が非常に狭く路面が逆バンクのようになっていて、すごくスリッピーでオーバーステアを出しやすい上、リヤが特に重く滑りやすいので、ミスするドライバーも必ず出てくると思います。
そのミスに乗じるかたちで、オーバーテイクできるポイントになってくる気がしますね。

ターン3については?

ストレートの後のヘアピンですが、このストレートの距離も非常に短いと思うので、(前を走るクルマが)綺麗にターン1、ターン2を抜けてしまうと、オーバーテイクは難しいかもしれない。
なので、ターン1とターン2で相手にトラクションを綺麗にかけさせないように、プレッシャーをかけてミスを誘うのが重要。
そして、ターン3でオーバーテイクする、という展開がイメージできます。
特にモナコのようなコース幅も狭いサーキットでは、ひとつのコーナーでオーバーテイクするというよりは、前のコーナーでミスを誘い、次のコーナーでオーバーテイクをするというような、頭を使ったレース展開が必要になってきます。
そこはひとつの見どころになってくると思いますね。

6戦終わって6人の優勝者が出ていますが、次の7戦目でまた新しい優勝者が出るのか、それとも2勝目を挙げるドライバーが出るのか?
注目が集まります。

1回勝っているドライバーは、絶対に自分が一番乗りで2勝目を挙げたいと思っているはずです。
ただ、ここまで2勝しているドライバーがいないというのは、ひとつの面白いポイントだと思います。
フォーミュラEは、見た目のスピードがそこまで速くないので、モータースポーツを知らない人にとっては、簡単に運転できると思ってしまうかもしれないけれども、コントロールがすごく繊細なんですね。
普通に走らせる分には、意外に楽に走らせることができると思いますが、ギリギリを攻めていった時に、クルマの限界がどこにあるのかが掴みづらい。
1勝目を挙げたドライバーは、すごく自信をもって、全てコントロールできると思って次のコースに行くので、どこかで隙ができてしまう。
今までの他のカテゴリーのクルマなら、それでもコントロールできていたかもしれないけれども、このマシンだとそれが出来ない。
フォーミュラEは、ドライバーにとってすごく奥の深いクルマですよね。
1勝を挙げて、自信を持って臨んだドライバーが、これまでもミスをしていますから。
そういった部分が、他のカテゴリーにはない難しさであり、面白さだと思いますね。

    
    

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