シトロエンは、来シーズンにヴァージンとともにフォーミュラEのグリッドに加わる用意が整っている。
ヴァージンは、2015/2016シーズンに独自のパワートレインを開発する8つのメーカーのひとつであり、そのためにシトロエンと財政面および技術的なパートナーシップを結んだとみられている。
この動きは、フォーミュラEの支持者で、新たにPSAグループのCEOに就任したカルロス・タバレスが主導いていると考えられている。
以前、カルロス・タバレスは、ルノーのCOOを務めており、フォーミュラEとのスポンサー契約を取りまとめた。
また、以前にルノーが所有し、現在はロータスF1チームとして活動するチームのテスト部隊で運用されるヴァージンともリンクしている。
シトロエンは、独立したプレミアムなブランドとして展開するDSをプロモートするためにフォーミュラEを選択すると考えられている。
WRCに参戦するシトロエンのチーム代表イヴ・マットンは「最近、タバレスがPSAグループがフォーミュラEに関心を持っているというストーリーが新聞にあった」とコメント。
「現在、我々はモータースポーツが3つのブランド(プジョー、シトロエン、DS)のどれにフィットするかを調べている」
「フォーミュラEは、グループにフィットする活動のひとつかもしれないが、何も決定はしていない」
ヴァージンは、シトロエンとの契約の推測について直接的なコメントは避けている。
「我々はいろいろなメーカーと話をしている。フォーミュラEの大部分のチームのようにね」
「我々は2シーズン目にむけたパートナーシップに期待しているが、何かを言うにはまだ早すぎる」
シトロエンのフォーミュラEへの動きは、ライバルメーカーでe.damsにパワートレインを供給するルノーに対抗した動きだと考えられる。
フォーミュラEは、来シーズンからパワートレイン、インバーター、エネルギー回生機器などのエネルギー効率関係の作業が自由化され、最大パワーも150kWから170kWに引き上げられる。
F1-gateから
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