4000万円の電気自動車発売へ 京都大発ベンチャー企業
次世代のエコカーとして期待される電気自動車の開発が国内外で加速する中、京都のベンチャー企業が、価格が4000万円する高級電気自動車を、再来年から日本やヨーロッパなどで販売すると発表しました。
新型の電気自動車を発表したのは、京都に本社を置く電気自動車メーカーのGLMです。
この会社は、京都大学の大学ベンチャーを母体として、平成22年に設立され、大手自動車メーカーから移籍した技術者などが、電気自動車の開発を進めています。
18日、発表した新型車は4つのドアが翼のように上がって開く斬新なデザインで、1回の充電で、およそ400キロ走行でき、最高速度は時速250キロという、いわばスーパーカーです。
価格は1台4000万円を予定しているということで、会社では再来年から、日本、中国、ヨーロッパなどの自動車市場に投入し、合わせて1000台を販売したいとしています。
小間裕康社長は「日本の自動車産業や、部品メーカーが持つ最先端の技術を詰め込み、テクノロジーショーケースとなる車を作り上げていく」と話していました。
次世代のエコカーとして期待される電気自動車の市場には国内外で、ベンチャー企業の参入が相次いでいて、アメリカではテスラの時価総額が一時、GM=ゼネラル・モーターズを上回るなど、大手自動車メーカーを脅かす存在になっています。
NHK News Webから