フルコース・イエロー・システム導入
新シーズンでは、フォーミュラEレースディレクターはレース中に『フルコース・イエロー(FCY)期間』を宣言することができる。
FCY期間中、ドライバーは時速50キロで、宣言される前の車間距離を保持した状態で走行しなくてはらない。
追い越しは厳禁となる。
マーシャルがボードを提示し、黄旗が振られている状態でFCYは出される。不規則にまた不必要にゆっくり走る車はスチュワードに報告される。
ピットレーンはFCY期間も解放されているが、時速50キロ制限の走行はピットレーンでも同様となる。
ピットレーンに入る、あるいは出るクルマはセーフティーカー・ラインの区間で追い越しが起こる場合がある。
問題が解決せず、さらなる介入が必要とレースディレクターが判断した時には、FCY期間中にセーフティーカーが入る場合もある。
また新シーズンでは改正されたペナルティ・システムが導入される。スチュワードは下記の4つのオプションを持つことになり、事の重度により対応する。
5秒タイムペナルティ
課せられたドライバーは、ピットストップを開始する前にピットレーンで5秒停止する。
また、ピットストップ後に違反が起こった場合は、レースタイムにタイムペナルティが加えられる。
10秒タイムペナルティ
これは5秒のタイムペナルティと同様の方式。
ドライブスルー・ペナルティ
ドライバーはピットレーンに停止することなく入り、出なくてはならない。
10秒ストップ&ゴー・ペナルティ
ドライバーはレースに再び戻る前にピットボックスで10秒間停止しなくてはならない。
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テレビ朝日フォーミュラE公式サイトから引用