米国の新興電気自動車メーカー、ファラデー・フューチャーは、4月にカリフォルニア州ロングビーチで開催されたフォーミュラEレースのスポンサーを務めたが、同社とフォーミュラEとの関係はこれで終わりではなかった。
7月1日、同社はフォーミュラEに参戦しているドラゴンレーシングと、長期のパートナーシップ契約およびスポンサーシップ契約を締結したと発表。
2016年10月に香港ePrixで開幕する来シーズンから、同社はドラゴンレーシングの主要テクニカル・パートナー兼タイトル・スポンサーとなる。
ファラデー・フューチャー・ドラゴンレーシング・フォーミュラEチームは、今後3シーズンに渡る計画を発表した。
初参戦となるフォーミュラEの第3シーズン(2016-2017年)は、「パワートレインの持ち得る性能を最大化」するソフトウェアの開発に取り組む。
続く第4シーズン(2017-2018)になると、チームは「パワー・コントローラーをはじめとするファラデー・フューチャーが開発した様々な技術を実証・実装し、技術的貢献度を拡大する」。
現在のフォーミュラEの規定で各チームがようやく新型シャシーを採用できるようになる第5シーズン(2018-2019)には、「チームが適当と考える形で、ファラデーのパワートレインやソフトウェア、ファームウェアのほか様々なハードウェアを実装する取り組みを始める。これにはファラデー・フューチャー製のモーターやギアボックス、FF エシュロン・インバーターも含まれる可能性がある」という。
このインバーターは同社の市販車にも搭載されることになる製品だ。
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