マリオ・アンドレッティ
マリオ・アンドレッティはドーピング違反を犯したフランク・モンタニーを永久追放すべきだと求めている。
フランス出身で、かつてSUPER AGURIのレースドライバーを務めたキャリアを持つ37歳のモンタニーは先ごろフォーミュラEのレース会場で実施された薬物検査において、コカイン誘導体の陽性反応が確認され、FIAからレース活動を禁じられている。
モンタニーはアンドレッティを駆ってフォーミュラEに参戦していた。
また、モンタニーのコカイン使用はルノーやトヨタでテストドライバーを務めていたF1時代すべてにもさかのぼるとまでうわさされた。
モンタニーのレース活動はまだ公式に認められていない。
アンドレッティは「もし私の思い通りにやるとすれば、ムッシュ・モンタニーは永久追放だ。彼はコース上にいる他のドライバーすべてを危険にさらした。われわれ全員が心底失望している。彼のしたことはわれわれのスポーツでは許されざること」とドイツ『Welt(ヴェルト)』に語った。
アンドレッティの息子マイケルはモンタニーがドライバーを務めたフォーミュラEチームを率いている。
ウルグアイの第3戦はジャン-エリック・ベルヌと交代し、その後のブエノスアイレス戦はインディカードライバーのマルコ・アンドレッティがモンタニーのシートに座った。
マルコの祖父で1978年のF1世界王者であるアンドレッティはモンタニーの一件があったからといって、モータースポーツのトップレベルでドーピングがはびこっているわけではないと主張。
「幾人かの厄介者は常にいる。ただ、レーシングにおいてドーピングや薬物問題はない。モンタニー(の薬物使用)が見つかったことは管理システムが機能していることを証明しているに過ぎない」
ESPN F1から
PR