テレビ朝日公式サイトから
チャイナ・レーシングは、1stシーズンの後半チーム名をネクストEV TCRに変更した。
これは中国を拠点としたEVテクノロジー会社、ネクストEVと提携することが発表になってのことだ。
そして新しくシルバーと黄色になったマシンで、ネルソン・ピケJr.が思い入れの深いロングビーチで初勝利を飾った。
他のチーム同様eモーター、インバーター、ギアボックス、クーリングシステムといったパワートレイ関係の開発に力を入れることになるが、限りある時間での開発になるのでこれ自体がすでに大きな課題だという。
大々的な設計とシミュレーションの解析から、ネクストEV TCRはデュアル・コントローラーでデュアルeモーターを使うことを決めた。
そして、ギアボックス構造はドライブ時、回生時ともに最大効率を出せるものにする。
ネクストEVは、フォーミュラEのコンストラクター・チャンピオンを狙っている。
そしてもっと重要なのは中国でハイテク・ハブになること、EV OEMのトップブランドとなることだ。
レース当日のオペレーションは初シーズンで素晴らしい仕事をしたスペインのチーム、カンポス・レーシングが引き続き行う。
ネルソン・ピケJr.は、数年に渡る長期の契約を交わしているが、セカンドシートはまだ誰になるかわからない。
初シーズンでは4人がピケJr.のチームメイトになった。
オリバー・ターベイはロンドンでの2戦のみの参戦だったが素晴らしい走りを見せただけでなく、ピケJr.をサポートし観衆やチームに強い印象を残した。
また元F1選手のギド・ヴァン・デル・ガルデがロンドン大会でネクストEV TCRのガレージを訪れていた。
ヴァン・デル・ガルデ自身も、世界耐久選手権やフォーミュラEに興味があり、いくつかのチームと話をしていると一部メディアに話している。
GP2で走っていた時のバルワ・アダックスは当時アレハンドロ・アガグ(フォーミュラE、CEO)が所有しており、レースはカンポス・レーシングがオペレートしていた。
そのような背景からネクストEV TCRが有力という話もあるがまだ発表はない。
安定したパフォーマンスを発揮できる選手がピケJr.のチームメイトになれば、チームは当然更に強力になるだろう。
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