フォーミュラEの初めての合同テストが3日、ドニントン・パークで開催された。
初の合同テストでは、セバスチャン・ブエミ(e.ダムス・ルノー)がトップタイムをマークした。
9月の開幕戦・北京ラウンドを前に、フォーミュラEの戦いが本格的にスタート。
5日間にわたる合同テストの幕が開けた。
舞台となったのはシリーズの拠点がある1周約4kmのドニントンパークで、この日はオールドヘアピンの出口に追加のシケインが設けられている。
終日、ドライコンディションに恵まれた初日。
タイムシートのトップに立ったのはe.ダムスをドライブするブエミだった。
現役のトヨタLMP1ドライバーは、共同オーナーのアラン・プロストも見つめる中、セッション終盤1時間を切ったところで1分35秒475を記録。
初日最多の36周を走り、他のライバルにコンマ5秒のギャップを築いた。
2番手は、午後のセッションで1分36秒012をマークしたアプトのルーカス・ディ・グラッシで、GP2のシルバーストンラウンドに参加するため半日でテストを切り上げた午前のペースセッター、ダニエル・アプトのタイムを約1秒ほど上回った。
ヴァージンのサム・バードが3番手。
4番手につけた元ウイリアムズのF1ドライバーで、マヒンドラをドライブするブルーノ・セナまでがトップから1秒以内のタイムとなった。
ハイブリッドのトヨタLMP1と比べ、完全電動モーターのスパーク・ルノーSRT_01Eを「全く新しい」と表現したヴェンチュリーのステファン・サラザンが5番手。
F1モナコGPのウイナーで、チーム代表兼ドライバーとして参加するヤルノ・トゥルーリは、e.ダムスのもう1台を駆るニコラス・プロストに続く7番手となった。
レッドブルF1のテスト兼リザーブドライバー、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタと女性ドライバーのキャサリン・レッグを起用する鈴木亜久里のチーム、アムリン・アグリは、ダ・コスタがトップから2.6秒差の12番手。
11周を走ったレッグは19番手となっている。
ヴェンチュリーのニック・ハイドフェルドは15番手。
レギュラードライバーのフランク・モンタニーとともにアンドレッティ・オートスポートをドライブした46歳のジル・ド・フェランと元トロロッソドライバーのスコット・スピードは17、18番手となった。
ドライバーを発表していないチャイナ・レーシングは、元ヴァージンF1(現マルシャ)のジェローム・ダンブロジオとスペイン人ドライバーのアントニオ・ガルシアを走らせている。
(オートスポーツweb)
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