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フォーミュラE、モータースポーツの新しい形で新たなファン層の開拓

多くの観客で賑わうプンタ・デル・エステePrix
プンタ・デル・エステ

フォーミュラE…エコレースに手応え
YOMIURI ONLINEから
電気自動車のレース「フォーミュラE」が、今年から始まった。
今月13日にウルグアイのプンタ・デル・エステの市街地コースで行われた今季第3戦は、多くの観客でにぎわい、新レースの発展の可能性を感じさせた。

フォーミュラEはF1と同じ国際自動車連盟(FIA)の公式レースで、今年9月に始まり、来年6月まで世界各地で計10戦。
モーター駆動のため、大きな排気音や排ガスを発生しないという特性を生かし、レース会場は北京やベルリン、ロンドンといった大都市が多い。
これまでモータースポーツになじみのなかった人でも、簡単に足を運べるため、新たなファン層の開拓が期待される。

フォーミュラEの平均時速は120キロほどで、200キロを超えるF1に比べて劣り、エンジン音の迫力のなさを指摘する声もある。
しかし、プロモーターのアレハンドロ・アガ氏は「環境保護のアピールはもちろん、F1が行われない時期に開催することなどで、モータースポーツの新しい形を提供する」と意気込む。

今季は出場10チームが同じマシンを使うため、車に大きな性能の差がない。
参戦している元F1ドライバーのヤルノ・トゥルーリは「ドライバーの技術の差が、結果として出やすいレースだ」と語る。
故アイルトン・セナのおいのブルーノ・セナら、往年のF1名ドライバーゆかりの人物が参戦している点も、ファンの関心を高めている。

セナは「環境を意識するなど、モータースポーツの世界をより良くしたいと思っている人が集まっていることが、すばらしい。新しい挑戦に興奮しているよ」と語っている。

    
    
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