2016-17年内に開催が予定されている人工知能(AI)自動運転レースであるロボレース。
先月に行われたフォーミュラEパリePrixのフリー走行1回目の後、ロボレースはテストカーである『DevBot』を同じコースで走行させた。
ロボレース最高技術責任者であるブライン・バルカムは、2種類目のロボレースを6月中に公開することを明らかにした。
そのマシンによって、ロボレースは新たなことを試すことができるとバルカムは説明している。
ブライン・バルカム
ロボレースをどの段階からレースとして定義するのか次第である。
もし従来のレースと同様に10台のマシンを走らせたとしても、ラップタイムの差はほとんど生まれないだろう。
我々はレースのフォーマットについて、短期から長期的視点で考案している。
まだ完全に定義されていないが、通常のレースで起きるようなトラフィックなどの要素を盛り込みたいと思っている。
しかし、もし自動運転レースを行うのであれば、自動運転に関連する限界を押し上げていかなければならない。
パワートレインやシャシー、エアロ、タイヤなどをどうこうする話ではないのだ。
争われるべきなのは、AIが察知して思考し、そして行動する能力だ。
今シーズン残りで我々は、漸進的な開発を行いながらも、将来的にチームを招致できるようなプラットフォームを形成していく。
チームはAIドライバー(ソフトウェア)をプログラミングし、そのリスクを負いながらも、パフォーマンスレベルを設定していく。
ハードウェアは我々が管理する。