日産自動車の北米部門トップであるホセ・ムニョス副社長は14日、需要が拡大している電気自動車(EV)「リーフ」について、米国での生産台数を約50%増やし、月間3000台にすると明らかにした。
(北米国際自動車ショーで記者団に述べた。)
副社長によると、12月のリーフ販売台数は過去最高の2500台となり、政府の後押しを受けるアトランタではいくつかの販売店で最も売れている自動車となっている。
副社長は「この車は数年前、ビジネスという点で販売店にとってあまり魅力がなかった」と指摘。
「今では販売店はこの車に対し非常に積極的だ」と述べた。
米国への生産移管でコストが下がったことを受け、日産は昨年初め、リーフの価格を6000ドル超値下げし、2万9650ドルにすると決定。
販売増の大きな原動力となった。
米市場での販売台数は昨年、2万2000台強となり、倍以上増えた。
ムニョス副社長によると、当初は環境意識の高い消費者がリーフを購入していたが、最近は電気自動車を保有することのコスト面での利点を意識する顧客が販売店を訪れるようになってきたという。
このため、一部のモデルについては価格を最近引き上げた。
日産はリーフをテネシー州スマーナで生産している。
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