FIA(国際自動車連盟)の世界評議会に出席したレーシングドライバーからは、若者への働きかけに重点を置くべきという意見が多く出た。
モータースポーツの未来は、若者からの支持を得られるかどうか、若者が何をモータースポーツに求めているかを理解できるかどうかにかかっている、と2度のF1チャンピオン、エマーソン・フィティパルディは語っている。
FIAドライバーズ評議会の会長も務めるフィティパルディは、10代の若者の欲しがるものが、過去は自動車だったのに対し、今はスマートフォンに変わっていると指摘。
そうした新しいテクノロジーに適応することが、新世代のファンや競技者へのアピールになると話した。
FIA世界評議会に出席したアレハンドロ・アガグ(フォーミュラE CEO)は、若者がテクノロジーを使ってどのようにコミュニケーションしているかを理解することが、フォーミュラEのコンセプトを組み立てる上で大きな要素となったと説明した。
フォーミュラEでは、ソーシャルメディアを使ってドライバーへのファン投票を実施し、結果がレース中にパワーアップとして反映されるという“ブーストボタン”を導入する。
これには
任天堂のテレビゲーム「マリオカート」もヒントになったとアガグは明かした。
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