高星明誠がフォーミュラEのルーキーテストに参加
日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:西川 廣人 以下、日産)およびニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(本社:神奈川県横浜市鶴見区、社長:片桐 隆夫 以下、ニスモ)は13日、日産/ニスモ契約ドライバーで2017年全日本F3選手権チャンピオンの高星明誠が14日にマラケシュ(モロッコ)で行われるFIAフォーミュラE選手権のルーキーテストに参加すると発表しました。
日産/ニスモは、2018年後半に開幕するシーズン5から、日系自動車メーカーとして初めて電気自動車フォーミュラカーレース「FIAフォーミュラE選手権」に参戦します。今回、その準備を進めるにあたり、アライアンスパートナーのルノーとトップチームのe.damsの協力を得て、高星がルーキーテストに参加します。
高星は、昨年の全日本F3選手権で20戦中7勝を挙げ、11回のファステストラップを刻むなど、目覚ましい活躍を見せました。また、2017年はSUPER GTのGT300クラスにNISSAN GT-R NISMO GT3で出場しました。
拡大を続けるフォーミュラEシリーズに参戦することで、日産は、クルマがエネルギーをどのように使い、どのように走り、そして社会とどのようにつながっていくのか、という3つの柱から成る同社の「ニッサン インテリジェント モビリティ」のメッセージを世界中に広めるためのグローバルプラットフォームを得ることになります。
「フォーミュラEに乗るチャンスをくれた日産、ニスモ、ルノー e.damsチームに感謝します」と高星は述べました。「ルーキーテストは今からとても楽しみですし、レーシングカーと電気自動車の組合せがどんなものなのか、とても興味があります。世界戦ということでドライバー、テクノロジーがとてもハイレベルなシリーズだと思うので、色々な事を感じて吸収してきたいと思います」
高星は2013年、全日本F3選手権にデビューし、1年目にしてナショナルクラスのチャンピオンとなりました。日産車では、2015年にSUPER GT GT300クラスに参戦し、2016年にはブランパンGTシリーズに出場。ニュルブルクリンクで行われたレースでは表彰台を獲得するなど、ヨーロッパでのレースを経験しました。
また、同じ年、けがで欠場した千代勝正に代わってSUPER GT GT500クラスデビューを果たし、ベテランの本山哲とともに鈴鹿戦で表彰台に乗っています。
「今回、テストの機会を提供してくれたルノーとe.damsチームに感謝します」とニスモ社長の片桐隆夫はコメントしました。
「高星選手にとっては、初めて乗るレースカーで、さらに初めての環境でのドライビングとなり、チャレンジの多いテストになりますが、この経験は間違いなく高星選手の成長につながることと思います。ニスモドライバーの代表として力を発揮し、参戦に向けた準備やデータ収集に貢献してくれることを期待しています」
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