アウディは2017年からフォーミュラE選手権のマニュファクチャラーとして関与を拡大する。
また、アウディは現在参戦しているWEC(世界耐久選手権)を今シーズンいっぱいで撤退することを発表した。
現在、参戦中のDTM(ドイツツーリングカー)は引き続き参戦する。
また懸念されている世界ラリークロス選手権の将来の関与に関してはまだ決定していない。
ルパート・シュタッドラー (アウディ会長)
私たちは電力の未来のためにレースしていくことになります。
アウディが生産している自動車は電気がどんどん増えていますし、私たちのモータースポーツカーは、アウディ技術の最前線としてもっと電気になっていかなくてはなりません。
2018年が始まるまでには完全バッテリー式電気自動車を提供していく我々の戦略に、この初の完全電気駆動のレースシリーズは完全に適合しています。
アウディは現在、社の歴史上最大の変革段階にあります。
フォーミュラEでの深い関与は2017年より始まりますが、フォーミュラEは未来への素晴らしい可能性のあるシリーズだと考えられています。
それが2016/2017年シーズンのABTシェフラー アウディスポーツ・チームとのパートナーシップを強化した理由です。
完全なるファクトリー参戦に向け、メーカーとして積極的に技術開発に参加しています。
今シーズン、アウディはABTシェフラー アウディスポーツでの存在をすでに強化している。チームのドライバー、ルーカス・ディ・グラッシとダニエル・アプトにより、チームはこれまでに4度のレース優勝、ポールポジション1度、ファステスト・ラップを2度獲得している。