【WEC】元F1の小林可夢偉、トヨタとル・マン挑戦トヨタ自動車は4日、2016年のモータースポーツ活動を発表した。
その中で、FIA世界耐久選手権(WEC)のドライバーに、元F1ドライバーの小林可夢偉を起用することが発表された。
トヨタは、TMG(Toyota Motorsport G.m.b.H)を本拠にTOYOTA GAZOO Racing(トヨタ・ガズー・レーシング)として、昨年同様2台体制で、ル・マン24時間レースや富士6時間を含む全9戦に参戦する。マシンは「TS050ハイブリッド」
ドライバーは、1台目がA.デビッドソン、S.ブエミ、中嶋一貴、2台目はS.サラザン、M.コンウェイ、新たに加わる小林可夢偉の組合せが発表された。
昨年、可夢偉は控えドライバーとしてチームに帯同し、昨年型車TS040ハイブリッドでテストも経験していた。
アレックス・ブルツが引退したことにより昇格した形だ。
再び国際舞台へ戻ってくる小林可夢偉は、LMP1クラス初参戦となるが「(WECのマシンは)F1よりハイテク。ル・マンで勝ちたい」と初優勝を狙う意気込みだ。
TOYOTA GAZOO Racingは、悲願のル・マン24時間レース初優勝をTS050ハイブリッドで狙う。
小林可夢偉と一緒にレースを戦うステファン・サラザンとマイク・コンウェイは、電気自動車レース「フォーミュラE」に現在参戦している。