4月22日は地球の事を考えるアースデイ。
今回はフォーミュラEがレースを通して活動していることを少し紹介したい。
フォーミュラEは、エンターテイメントの要素、モータースポーツへの情熱、技術競争を用いてより持続可能な交通手段の使用に向かって活動しており、電気自動車のイメージや見識の向上と、人々が電気自動車をより利用するよう働きかけている。
勿論、フォーミュラEだけではこの活動はできないが、未来の電気の可能性を広げるために、企業、指導者、専門家、都市政策立案者らの間で媒介としての役割を果たすことはできる。
具体的には、電気自動車の取り込みや売り上げを増加させることにより、公害のレベルを減らし、人々の健康の向上を目指すということ。
言うまでもなく何百万バレルの石油を節約し新しい仕事も生み出すことになる。
電気自動車は「ダサい」「遅い」ものではなく、インフラの向上、コストや技術に手が届くという事、バッテリー寿命などを人々に見せ、フォーミュラEは掲げるゴールに到達したいと考えている。
実際に、2013年にフォーミュラEは世界有数のプロフェッショナル·アーンスト・アンド・ヤング社に、今後25年間(2015年から2040年)で環境や社会、電気自動車市場でのフォーミュラEの世界的価値に関しての報告書作成を依頼した。
このレポートではフォーミュラEは世界で7,700万台の電気自動車販売を後押しすることができ、石油40億バレルの節約、250億ユーロの医療費節約に貢献することができると報告されている。
また、フォーミュラEのプロジェクトを通して、下記のようなステップが持続可能性を考え採用されている。
電気自動車には炭素排出量をカットできるポテンシャルがあり、低炭素の原動力を使用する必要があると我々は認識している。その理由から排気と騒音のないゼロ・エミッション燃料である、アクアフューエルのグリセリンから作られた再生可能なクリーンエネルギーを使用している。
市街地でレースすること。これは観衆がイベントに来るために自家用車使わず公共の交通手段、あるいは徒歩で来場できるという事を意味する。
専門分野と持続可能性の両方のエキスパートであるパートナーを求める事。例えば、DHLは我々のイベント・カレンダーを整理する役割を果たしている。
地域から地域へ移動してレースしているが、主なイベント用の材料などの輸送手段として空輸ではなく海上輸送を利用するためにレースとレースの間は十分な時間を確保している。
もう一つ例を挙げると、使用しているタイヤは、ミシュランがフォーミュラEのためにドライとウェット両方で使える物を設計している。タイヤはイベント終日を通して使用でき、各ドライバーはレースに1セットのタイヤが支給される。
更に、全てのタイヤは環境への影響を軽減するため、エネルギー回生もしくは原材料リサイクルに再利用される。
テレビ朝日公式サイトから