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【フォーミュラE】初シーズン、印象に残った10人の選手

全く新しいクルマ、出来事、レースのフォーマット、それらをものにしていること、等を考慮してフォーミュラE選手権の初シーズンのトップ10ドライバーを選ぶのは容易なことではない。
2014-2015シーズンは計35名のドライバーが参戦した。
フォーミュラEの英語放送で実況解説をしているジャック・ニコルスが最も印象に残ったトップ10選手について語った。
フォーミュラE

10.オリバー・ターベイ(イギリス)
ターベイはロンドンでの最後の2レースにしか出場しなかったが、大きな印象を残した。
土曜日のドライ・コンディションでの予選結果は7位で、レギュラー参戦していた、セナ、バード、デュバル、ハイドフェルド、アプトなどの前に並んだ。
勿論、ジャン-エリック・ベルニュやスコット・スピードのような印象のあるデビューを果たした選手もいるが、それはシーズンのもっと早い段階での話だ。
シーズン終盤になってからの参戦は、追いつくためにする事が沢山ある。
ロンドン大会ではあと4人デビューした選手がいるが、16位から19位という結果だった。
また、ターベイはピケJr.がタイトルを獲得するための重要な存在にもなった。
最終戦のレースでは、ブエミからファステスト・ラップを必死に奪い取り、ピケJr.を8位のポジションに行かせるために道を譲った。
それだけでなく、このロンドン大会の2戦でピック、タン、ガルシアがネクストEV TCRチームに持ち帰った合計得点と同じポイントを稼いだのだ!

9.ニコラス・プロスト(フランス)
シーズンの中盤まで、ニコラス・プロストは僕の中で1番だった。
ポールポジションを2度獲得し、マイアミ大会の勝利で選手権のリードを取った。
シーズンが始まる前にこのことを予想できた人がどのくらいパドックにいただろうか。
そして、それから下り坂となってしまった。
マイアミ大会の後、プロストはトップ5でのフィニッシュがなく、選手権の順位も6位に落ちてしまった。
同じ期間でチームメイトのブエミは3度表彰台に上がり、2度勝利し、タイトル争いをした。

8.ジャン-エリック・ベルニュ(フランス)
ベルニュはメガドライバーだ。
僕の今シーズンのハイライトの一つは彼の予選タイムだ。
プンタ・デル・エステのデビュー戦でポールポジションをセンセーショナルに獲得し、そしてマイアミ、モスクワとポールポジションを獲得している。
しかし、理由がどうであれ、レースでは上手く行かなかった。
8レースで3度のポールポジションは驚きだが、結果は2度の表彰台のみでレース勝利はできなかった。
プンタ・デル・エステとモスクワではピケJr.に抜かれ、マイアミではリードを取っていた時にバードに抜かれた。
同じレースの終盤ではチームメイトのスコット・スピードに抜かれ、スピードはプロストに続き2位でフィニッシュした。
もしベルニュが来シーズンも参戦するならば、間違いなくトップグループに入るだろう。
しかしエネルギー管理とレースペースは必須だ。

7.ニック・ハイドフェルド(ドイツ)
運が悪いというのを僕は信じないが、ニック・ハイドフェルドは別だ。
北京でクラッシュしなければ彼のシーズンはどう違っていただろうか?
「仮説ハイドフェルドのシーズン」という本も僕は書けるかもしれない。
しかし、事実は驚きだ。
シーズンが始まって5レースのうち4レースで、彼は一時リードを取っていた。
しかしドライブ・スルー・ペナルティや事故などでたった5ポイントしか取ることができていない。
彼は1999年のフォーミュラ3000シュピールベルク以来シングルシーターレースの勝利を獲得していない。
16年も昔の事だ。
しかしモスクワ大会でやっと表彰台を獲得した。
来シーズンついに彼がトップに返り咲いても驚くことではない。

6.ジェローム・ダンブロシオ(ベルギー)
ジェロームにとっては地味目なシーズンだった。
ネルソン・ピケJr.だけが彼より多くポイントをコンスタントに稼ぎ続けたが、ジェロームは地道に積み重ねた強さを見せ、最終戦は2位でフィニッシュし、チーム選手権でチームを2位にするなど結果を出した。
ダンブロシオは第2戦のマレーシアでのレースから好調だった。
パワー消費違反があったため最後尾からのスタートとなってしまったが、予選では3番目に速いタイムを出していた。
モナコからトップ6に入り、ベルリンでは初の勝利(ルーカス・ディ・グラッシの失格により)を獲得。
ロンドンでの2大会連続のレースでは最前列からのスタートとなり、ドライバー順位は4位となった。
各方面からの賞賛も多かった。

5.ルーカス・ディ・グラッシ(ブラジル)
ディ・グラッシはロンドンでタイトルを取るようには見えなかった。
本人にとっては、シーズのクライマックスでタイトル争いから外れる、イライラする週末だったにちがいない。
恐らく、ベルリンでディ・グラッシのシーズンが変わってしまったのだろう。
レースを制したディ・グラッシはテクニカル違反で失格になってしまった。
調整はパフォーマンスを向上させるためのものではなかったが、選手権のリーダーを選手権争いから部外者へとやってしまった。
ディ・グラッシはそこから巻き返しができなかった。
シーズンの前半は非常に良かった。
北京での勝利の贈り物に続く、マレーシアではグリッド18番から2位になるという目を見張るドライブを見せた。
しかしそれ以外にはブエミやピケが見せた複数回の勝利獲得は成せなかった。
間違いなくABTシェフラー アウディ スポーツの来季のトップグループに入る選手ではある。
そして13年のレースキャリアで初のタイトル獲得を目指すだろう。

4.サム・バード(イギリス)
シーズン中盤はバードにとってタフなものになった。
プンタ・デル・エステでは予選、レース共にクラッシュし、マイアミではラジオが故障しレースをリードしていたにも関わらずピットストップのタイミングをミスしてしまった。
エネルギーを節約しながらなんとかもう1周しなくてはならず、結果なんとか5位に。
最終戦のロンドン大会では、重要な役割があった。
それはマンセルとシルバーストーンのようで、バタシーはバードを刺激した。
デュバルをピットで抜き、ダンブロシオをコースで抜いた。
レースをリードしていたステファン・サラザンにプレッシャーをかけ続け、結果サラザンはエネルギーを使いすぎることになってしまった。
そして、バードは2度目の勝利を獲得。
バード、ブエミ、ピケJr.のみ複数回勝利を果たした。
シーズン2ではDSがヴァージン レーシングに参加するので、本当に競争力のあるチームになると予想される。
バードのシングル・シーターのキャリアは、フォーミュラ・ルノー3.5とGP2で強さを見せた後、少し停滞していた。
しかし、ヴァージン レーシングがハイメ・アルゲルスアリと共にフォーミュラEのために契約した。
殆どの予想がアルゲルスアリの方が二人を比べると強いだろう、というものだったがそれは誤りだった。
シーズンの総合順位でバードは5位、アルゲルスアリは13位だった。

3.アントニオ・ダ・コスタ(ポルトガル)
アムリンアグリにとってプレシーズン・テストは難しいものだった。
そしてシーズンを通してトップグループに合ったペースを作るのに苦戦し、予選では特に苦しんだ。
これはレースで好成績を残すのは至難だという事を意味していたが、私たちはアントニオ・フェリックス・ダ・コスタの素晴らしい走りを何度か堪能することができた。
ブエノスアイレスでのグリッド8番から1位、マイアミの19番から6位、モナコの20番から9位、ベルリンの19番から11位、モスクワの14番から7位、とどれも素晴らしい走りだった。
彼のアルゼンチンでの勝利は恐らく今シーズンで一番の快挙だろう。
レースをリードしていたブエミとディ・グラッシが次々と壁にクラッシュしたということも確かにあるが、それでもプロスト、ピケJr.、アルゲルスアリ、ベルニュ、バードとグリッドでダ・コスタより前に位置していた選手を抜いていった。ベルニュより1大会少ない参戦で選手権の順位ではベルニュの1つ後ろの7位だ。ダ・コスタの今シーズンのベストグリッド位置は7番、ベルニュは3度ポールポジションを取っている。
しかしベルニュは勝利を獲得できなかった。

2.セバスチャン・ブエミ
選手権争いでは、ブエミとトップのピケJr.の得点差は僅かだった。
きつい事を言うかもしれないが、ブエミは自身でタイトルを逃してしまった。
土曜日、彼のレースは完璧だった。
そして日曜日の最終戦での勝利はぐっと近くなった。
しかし、ピット後、ターン3(プリンス・アルバート・コーナー)でスピンしてしまった。
その時にブルーノ・セナが通り抜け、ブエミは選手権勝利を失った。
3つのポールポジション、3つの勝利、ブエミにとって素晴らしい年だった。
シーズン初めの2つの大会は予選でのミスにより、グリッド後方からのスタートだったが、あとは殆どミスのない走りを見せた。
e.ダムス ルノーはモスクワ大会でピットタイム誤認というミスがあり、それが選手権争いに影響した。
表彰台に上がれるはずだったが、ペナルティが科せられ9位に。
しかし、来シーズン用にルノーが造ったモーターは、またブエミにスポットライトを当ててくれるだろう。

1.ネルソン・ピケJr.(ブラジル)
今シーズン、ネルソン・ピケJr.以上にフォーミュラEカーを上手くドライブした選手はいないと、僕は思う。
このシリーズではエネルギーマネージメントが重要ポイントだ。
彼とネクストEV TCRチームは常に最もコース上でフレキシブル、そして革新的だった。
ピケはフォーミュラEに何かを証明するために辿り着いた。
南米でのフォーミュラ3の勝利、そして英国、接戦でルイス・ハミルトンにGP2で負ける前のジュニアのキャリアは素晴らしいものがあった。
しかしその後陰りが出てしまった。
そして最終的に論争となってしまったF1。
これは明るいキャリアを終了させてしまうように見えた。
その後、ラリークロスとNASCARで活躍し、そしてフォーミュラEはピケJr.を復活させた。
ロングビーチでの初勝利は、彼の父がF1で初勝利を記録した場所で、特別な瞬間だった。
モスクワでの勝利は圧倒的だった。
しかしグリッド16番から7位でフィニッシュした日曜日のロンドン大会は、予選での悪天候により選手権リーダーから部外者へと追いやられたように見えたが、チャンピオンのドライブに相応しいものだった。
彼は終始落ち着き、自分のすべき仕事に集中し、初代チャンピオンへと向う走りを見せた。

テレビ朝日公式サイトから

    
    
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