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亜久里&右京が対談。FEについて語る。

鈴木亜久里&片山右京

亜久里&右京FE対談。勝負のキーはシミュレータ
オートスポーツwebから
フォーミュラEの解説を務める片山右京と、アムリン・アグリのエグゼクティブ・チェアマンである鈴木亜久里の対談がテレビ朝日で行われ、アムリン・アグリがePrix初優勝を飾った第4戦アルゼンチン大会の振返りや、次戦のマイアミ大会の展望などを語った。

ふたりの対談は和やかな雰囲気で始まった。
初優勝を飾ったアルゼンチン大会について、右京が「おめでとうございます」と讃えると、亜久里は「いやぁ、照れるね」と返す。
ただ、亜久里は、決勝レースは不覚にも寝てしまい、優勝の瞬間を目撃することができなかったと明かす。

「アルゼンチンのレースは、日本にいて応援していたんだよね。予選まではテレビで見ていたんだけど、決勝スタート直前にソファーで寝ちゃったみたいで(笑)。そしたら電話がかかってきて、『優勝した』って言うんだ。最初は夢だと思ったよね」

開幕戦ではなかなかトップグループに進出できずにいたアムリン・アグリ。
しかしここ2戦ほど、上位を脅かすような存在になりつつあり、アルゼンチンでは優勝を果たした。
上位がことごとくリタイアするという“運”が味方したのも確かだが、彼らの躍進にはある理由があったのだという。

「良いシミュレータのシステムが見つかったので、それがうまく機能したんじゃないかな。F1でもWRCでも、そのソフトを使ってるんだ。最初は勘でやっているようなところもあったんだけど、マレーシアのレース(第2戦)でシミュレータを試してみて、実際には第3戦目から使い出した。これで、セッティングをどうすればいいかが分かるんだ。おかげで、持ち込みの段階で、良いセッティングを出せるようになったよ」

もちろん、ドライバーのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタの力量による部分も大きい。

「ドライバー(ダ・コスタ)も慣れてきたんだと思う。アルゼンチンのレースは本当にミスしなかったからね。あのクルマってリヤ重くて、ちょっとオーバースピードで行っちゃうとリヤが流れて、ぶつかちゃうからね」と亜久里。

当初、フォーミュラEはエネルギーマネージメントがレースを大きく左右し、あまり激しいバトルは見れないレースになるだろう……そう予想されていた。
しかし、ふたを開けてみれば、毎戦激しいバトルの連続。
速度域は遅くとも、F1以上と言っても過言ではないほど、刺激的なレースが展開されている。
亜久里、右京とも、フォーミュラEのイメージはまるで変わったと口を揃える。

「もっとエネルギーのマネジメントが重要になると思っていた。でもセーフティカーが入ることが多くて、結局全開で行けるようなレースになっている。速度が遅いからって、バトルが面白くないわけじゃないしね。F1よりもバトルは面白いと思うよ」と亜久里。
その熱いバトルについて亜久里は、「俺と右京だったらぶつかってるよな?」と、自ら現役時代のエピソードを出し、右京とともに大笑いしていた。

「サスペンション回りの強度が弱いよね。縁石乗り上げただけでボキッといっちゃったりするからね」

確かに、プンタ・デル・エステePrixでも、ブエノスアイレスePrixでも、縁石に乗り上げただけでサスペンションを壊してしまうマシンが相次いだ。
これについて右京が「壊したら、高いでしょ?」と問いかけると、「ウチは保険に入っているから大丈夫。だってメインスポンサーは保険会社だからね。本当に車両保険に入ってるんだよ」と亜久里は応える。

初勝利を挙げたことによる、スポンサー営業へ成果は今は出ていないものの、1勝を挙げたことで、様々な企業との話はしやすくなったと言う亜久里。
「ということは新スポンサー獲得ですか?」と右京が問うと、「いや、まだ」と亜久里。
「なかなか日本企業にスポンサーしていただけない。僕が代表なのに、日本のスポンサーがいないと、チームで肩身が狭いよね」。

対談の後半では今後のフォーミュラEについても、亜久里は熱く語った。

「年を重ねていくごとに速くなるだろうし、マシンを途中で乗り替えなくてレースができるようになるだろうね」
「将来は、F1だって電気になるかもしれない。今のF1はエンジンと電気が半分半分だけど、次第に電気の割合が高まってくるはずだしね。10年後の子どもは、音を出すクルマがあったっていることを、知らないかもしれない」
「昔、ホンダがF1に出た時、“走る実験室”と言っていたけど、それと同じような臭いがするよ」

日本でフォーミュラEが盛り上がるためには、日本でのレース開催が熱望される。
様々な噂が出ているが、非常にハードルは高い。亜久里は言う。

「日本の市街地でやるのは難しいかもしれない。でも、例えば最先端の電気自動車のイベントを、街を借りきって行い、そのイベントの核としてレースをやる。そういう形なら、可能かもしれない」

そして、フォーミュラEの良さを多くの人に知ってもらいたいとも、亜久里は言う。

「オフシーズンにでもさ、体験走行会みたいのをやりたい。1回チャンスを作ろうね。クルマを持って行きてもいい」

その発言を受けて「亜久里さんしかクルマを持ってないですから、ぜひやってくださいよ」と右京。
これに対して亜久里は、「表参道で走りたいね。日の丸を持って、(佐藤)琢磨なんかと一緒にさ」とリップサービスをした。

最後に次戦のマイアミ大会への意気込みについて亜久里は「だんだんクルマ自体のセットアップの方向もわかってきたし、ドライバーも慣れてきた。勝てるか勝てないかというと、あれだけ混戦のレースなんでわからないけど、常にトップグループでレースをすれば次のチャンスは来ると思うので、マイアミを見ててください。僕も行きます」と語った。
右京はこれに対し、「(この前は不在だったから勝てたけど)亜久里さんがいても大丈夫なんですか?」と、冗談めかして返した。

アルゼンチン大会で優勝したアムリン・アグリ。
連勝を目指して戦うマイアミePrixで、どんな活躍を見せてくれるだろうか。

    
    
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